最近のカードショップ事情に対する雑感

カードショップの閉店をTwitterでちらほら見かけます。

それに関して考えていることを備忘録として残しておこうかと思います。

結論から言うと、この事態は当たり前のことで、今後勢いが加速します。店じまいをするお店はどんどん増えて、僕たちTCGプレイヤーが遊ぶ場所は無くなります。

そもそも商売をやっていく上では利益を出さなければなりません。1ヵ月毎にいくらいくらの売上を出さなければならないのですが、実際のところどれぐらいの売上を出さなければならないのでしょうか?

カードショップを例として必要な経費について考えてみます。ここでは開店当日のカード在庫仕入れのような初期費用(イニシャル)は省いて、開店以降にかかる維持費用(ランニング)にだけ焦点を当てることとします。

パッと思いつくのは従業員の賃金ですね。時給×時間。アルバイトなら大体の人は経験してると思うので想像はつくかなと思います。カードショップは大体3人ぐらいでお店を回しているのでしょうか。時給1000円とし10時間営業しているとして1000円×10時間×3人=30000円の賃金が1日で発生します。それが1ヵ月続くとすると30000円×30日で900000円の人件費が発生しますね。時給1000円で人を雇っているだけで月900000円かかっているんですね。何でもそうなんですけど、コストを考える上で人件費の存在はかなり大きいということがここからよく分かるんじゃないかと思います。

次にお店の電気代です。普通は電気点いてますよね?電気代が月にどれぐらいかかってるのかは正直分からないんですけど、大体50000円ぐらいでしょうか。詳しい人いたら教えてください。

最後にお店そのものです。基本的にカードショップはフロアを借りてお店を営んでいるわけです。参考程度にぼくらがよく通っているお店を例にすると、そのお店はビルの1フロアを借りているのですが、その家賃は月420000円だそうです。

あと新弾が発売されるとよくボックス争奪戦なんかやってたりしますよね。1ボックス4500円としましょう。本来この1ボックスを売り上げるとお店に4500円の売上が発生しますが、もちろん4500円がそのまま利益になるわけではありません。お店は問屋にお金を払って商品を買い、店頭で売ることでその差額を利益として得ます。マックだってハンバーガー1個売れたから100円儲かるわけじゃないですよね。それと同じです。

他にもいろんなところでお金がかかっていると思いますが、それらを踏まえても1ヵ月で1400000円ほどのお金がかかっていることになります。年間で16800000円です。ゾッとしませんか?

売上はこの経費を超えて初めて「黒字」となるのです。皆さんが通うカードショップの売上、どれぐらいですか?これまでのカードショップは中古カードの売買で利益を出していく商売です。1枚600円で買いとったカードを1000円で売るとして、、、どれだけの枚数を売れば黒字にたどり着けるでしょうか?ボックス争奪戦のために用意した商品代を賄うのに何ボックス売ればいいのでしょうか?

カードショップの経営難という事態そのものは最近始まった話ではなく、結構前からあった話です。ただそれが各地のカードショップで表面化してきただけです。TCGプレイヤーの年齢層は10代が一番多く、次いで20代なんじゃないかと思います。10~20代の人たちをターゲットにした商売の売上って一体どれぐらいを見込めるのでしょうか?

お店に来たのであれば場所代として1パック、あるいは中古カード1枚買ってお金を落としていかないと…って気持ちはもちろんいいことなのですが、もはやそういう次元の話じゃないんですよね。お店としても中古カードの売買以外にも何らかの経営戦略を立てないといけないと思います。

皆さんがお世話になっているカードショップのこと、もう少し真剣に考えてみませんか?

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